2017/08/15

サイダーと可否

賢さんのサイダー /花巻

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なんとなく夏は折り返したような空気
蝉もよく転がっている

数年前に尾道で転がる蝉をみて夏の終わりを知ったなぁ
あの頃の尾道、懐かしい

お盆の前に岐阜へ。
向井秀徳アコースティック&エレクトリックのワンマンライブを観た。
初めて目の前でみる向井氏。
でぃすいず
2部制ライブという何だか舞台みたいな構成
唄う以外はほとんど話さないし、ライブ会場というよりはコンサートホールなので
お客さんもみんな着席したまま静かに鑑賞している
お互いの出方を伺うような緊張感があったように思ったけど どうだったんだろう
幕間でZAZEN BOYSの一郎さんが普通に出てきた(物販も一郎さん担当)のにも新鮮でいちいち驚いてしまう
でも中盤、ナンバーガールの曲あたりでもうじっとしてられなくなる
ギター2本で座ったまま弾き語りというシンプルなスタイルで
これだけ激しく、かっこいいだなんて

長野へ向かう しなの号に乗り、真っ暗な外をみながらナンバーガールを聴く
ライブまでにまわった可児市の郷土資料館、古墳、地質の資料を眺める

塩尻で車に乗り換えて諏訪湖へ
諏訪湖は真っ暗で空気が澄み まわりにちらちらと灯りが散っていて美しかった

たどり着いた山梨ではおじいさんとおばあさんが夜も遅いのに、いつものように待っていてくれる

次の日は台風のさなか、みんなで回転寿司を食べに出掛けた。
おじいさんは地元の寿司(シャリがおおきくてやわらかく、砂糖と特に酢が利いている)
が好きなので「うまくねぇ」とちょっと茶目っ気のある顔をみせながら漏らしていた

そして台風で1日遅れた花火大会へ
その日は直前まで雨だったけれど夕方に雲が晴れ、ものすごい夕陽だったし
大きな虹が2本かかっていた
おまけに満月だった

面白い形の花火があがって
「あれ何?」と口々に聞こえたあと何度目かで
「ビールかぁ!」と一斉に聞こえた時は笑った
なんてあったかくて平和

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ラガード研究所さん企画の廣瀬匠さんの星空教室とペルセウス座流星群の観測会へ

はじめから朝まで観ると決めていたので
皆で朝を迎えた時は嬉しかった

星や月、太陽が一周して朝がくることを体で感じられたこともとても良かった
実際の時間をじっくりと味わう中で
自然と、星の動きは時間や暦を作ったのだと思えた

大小の流星を観ながら色々なことを想った
これからのこともこれまでのことも今の瞬間の事も
またきっと同じ事を何度も思い出す

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決断することはパワーのいることだな、と久しぶりに思い出した
さて。どうなるかな。

可否館 /盛岡

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