2018/09/01

虹の橋


山梨の花火の日に わんこが虹の橋へ旅立っていった。
16歳と5日めの早朝。大きく何度も何度もうなずいてゆっくりと眠ろうとする姿を家族3人で見届けた。
寒いくらいにクーラーをかけていたのでドライアイスをもらいに外へ出たときに夏だったんだ、と思った。
何も出来ない、何もしたくない日々が続いていたけれど、少しずつ「いつも」に戻ってきた。
「がんばって前に進まなくてもいいよ」と言ってもらったので本当に何もがんばらず
ただ、写真を見たり、ビデオを観たり、3人で毎日思い出話をしたり。
励まされると泣いてしまうのであまり誰にも詳しく話さないでいたけど
ふいに優しい言葉をかけてもらって何度も救われる思いがした。
ペットロスと言ってしまえば簡単だけど、そういうものでもなく
家族の一人を失った喪失感は人のそれと変わらないし、そう簡単に埋まりそうもないなぁと思う。
当たり前にそこにいて、その当たり前は
さっきまで、昨日まで、おとといまで、一週間前まであったのに今はもうどこにもいない。
そう思う度にまっくらな穴に落ちていくような感じがする。

別れがいつかくると分かっていても、その時のその気持ちは、その時までどうしたって分からなくて
すべてが想像を超えていて、哀しさも喜びも苦しさも、全部初めて味わうものだった。

でも、哀しいばっかりじゃなくて、その苦しいさなかにも、笑えることや嬉しいことはたくさんあって
たくさんあったし、たくさん生み出そうとみんなでがんばっていた。
愛しいわんこさん。ありがとうね。
もっとずっと一緒にいたかったけどさいごの一週間はずっと一緒にいられて本当に楽しかった。

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七日ごとの法要に、家族で冷やし中華を食べることにしている。
亡くなった日の昼間、母が冷やし中華を作ってくれた。
赤ちゃん用のシャンプーで湯灌して、すっかり綺麗になって、すやすや眠るようなわんこさんをみながら3人で食べた。
鼻が詰まっているときに麺をすするのは大変で、みんなで何度もむせながら食べた。
途中で父が見た事ないほど大泣きをしたので、みんなでまたぼろぼろ泣きながら食べた。
愛しい、哀しい、美味しい、哀しい。

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すこしずつ。

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谷口菜津子さんの漫画にはまっている。
その中で、おじいさんについての漫画があって、それがすごくその通りだ・・と思う内容でじんと響いて痛かった。
谷口さんの漫画は素っ裸をさらけだしていて、そこが本当に好きだなと思う。