2019/07/31

7月31日(水)晴れ

木皿泉さんの「昨夜のカレー、明日のパン」を読み終わった。
途中で何度も目頭がじーんとした。
生きること、死ぬこと、死んだあとのことなどが
それぞれの登場人物によって、いろんな見方、感じ方で綴られてあった。
一人の登場人物に対して 妻、幼馴染、父、親戚…
いろんな人がいろんな風に感じているのが面白い。
名前も書いてあるのに途中まで違う人のことを書いてあるんだと思いこんで読んでいたり。

中でも、「夕子さん」の話が好きだった。
夕子さんが日常のなかで美しいと感じる時の描かれ方に
なんども、読みながら「そうだよ〜!そうなんだよ〜」と頷いていた。

言葉にするのが難しい…とても好きな本だった。

ここのとこ、胸打たれる美しい暮らしと、自分の暮らしとの違いばかりに目がいって毎日どうにも出来ないことにもがいていた。
思うように生きることを制限しているのも、諦めているのも自分自身なんだよなぁ

今年はなかなか映画が観られないので
本を読む年にしたい。

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