2019/12/07

12月6日(金)晴れ 寒い

地元の秋色の山や、はらはらと落ちる秋色の葉っぱを眺める日々。
まだまだ秋だと思っていたら、今年もあとひと月を切っていた。
秋を楽しむ前にしっかりと風邪をひいたので
ずっとずっと避けてきた編み物を始めたりして、のんびり過ごしている。

ローマ教皇の言葉や、中村哲さんが亡くなったニュースを観ていると
自分という存在が急に遠のいて、自分自身を俯瞰していることに気づく。
世界の人が日本について心を寄せてくれるほど日本は世界の人について想う事が出来ているんだろうか。
私は長いことそれが出来ていなかったし、それにすら気づいていなかった。
芸術活動をきっかけにしてイギリスやドイツに行かせてもらい
ドミちゃんやイェシカさん、色んな人に出会えた。
そしてようやく、地球には言葉は違っても感覚がこんなにも近い人がいるんだとちゃんと知った。
イギリスのニュースを見ると心配になった。
クリスマスマーケットのことを見るとハンブルクを思い出して胸が熱くなる。
この、感覚が頼りなのだ、きっと。

自己表現のために展覧会を開催することに意欲が湧いてこない。
頭ばかりが先行しているのかもしれないけれど…
自分が形にする何かが、ちゃんと誰かの元へ届いて
明るいものへと繋がるようなことをしたい。
それが何なのか…

今は目の前の人と生きていくために
料理を作って共に食べ、
日々重なる歴史を学びながら
仕事をさせてもらえることを大事に想う。
それが精一杯。

中村哲さんのご冥福をお祈りします。

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