今日は初めての定休日。
毎日の電車通勤から1日開放されたことが今は本当にありがたい。
数週間前までは最初のこの日をどうするかあれこれ考えていたけれど
家の中でいつも通り過ごすことにする。
窓の外はとても平和な春の風景。
ここ数日の不安から実家に泊まった日でさえネットニュースをみてばかりいる自分に
家の中は安全なんだから家にいるときくらい楽しいことをしないと
そう母が言ってくれた。
読めば読むほど苦しいとわかりながら
情報を得ることでしか不安から抜け出せない気がして
少しでも希望を感じる情報を探していた。
ブルーライトを浴びすぎた目はぎゅっと閉じると染みるように痛かった。
日中は何も見ず夜にだけニュースを見る。
どうしても気になりワクチンに関する記事を読む。
ワクチンをつくる過程は想像以上に大変で
1年半なんて遠すぎる、と思っていたが記事を読んでいるとそれがどれほどの最短ルートなのか知った。
"ウイルスを受け入れて、長距離マラソンのようにペース配分をして生活を"
ある研究者が自身のウェブサイトで語った言葉。
この、どうにもできないことを 私が 受け入れるにはどうすればいいのか考えた。
以前からニュースでよく見る専門家やコメンテーターという立場の違う人たちの意見のぶつけ合いが苦手だったことを思い出し
闇雲な意見や感情的な言葉では不安は増す一方だとわかったのでまずそこを断つことで楽になった。
そもそも感染症というものについて私は何も知らないので
ウイルスがどういうものか
ワクチンの出来るまで
感染症の歴史
という基本的で分かりやすい資料をみつけて読んでみた。
それまで漠然として存在した不安感は幾分か軽くなった。
長期戦にそなえる気持ちが少し自分にも出来てきた気がする。
そして不意に思い立って聞いてみた
NHKのラジオ "子ども科学電話相談" が私にはとてもよかった。
時折コロナのことに触れたりするのだけど
簡潔で分かりやすく子どもたちの不安を取り去るように話してくれていた。
たまたまこの日は心理学の専門家の先生が参加されている回だったのもよかったのかも。
不安はいともたやすく人を壊してしまう
まずは自分で自分をしっかり繋ぎ止めなくては。
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