2021/08/16

千早茜さん「さんかく」の淑ちゃんの絵の装丁がとても好きで
汚したくなくて家から持ち出せず、
かといって通勤時間にしか読書をしないので読めないまま温存していた。
大雨の連休中ついに読みだしたら案の定止められず、もうあと残りわずか…。

もともと、女性目線のふわふわした小説は少し苦手意識があったけれど
千早さんの描く女性たちは、どろっとして、潔い女性性がありありと美しく際立っていて、どうやら読むほどハマってしまうらしい。
「西洋菓子店プティ・フール」の中で
美しいネイルを施した指でケーキを手づかみで食べることを喜びにする女性、という表現には圧倒された。
ネイルには全く興味のなかった自分が
いつかそれをやってみたい…と密かに願うほどに。

そしてもう一つは出てくる食べ物の描写。
とにかく細部まで丁寧で美味しそうで
食欲不振気味のお腹がよくぎゅーっと収縮していた。

読むのがもったいないけど早く読みたいし他の作品も読みたい。
溺れるようなこんな気持ちは久しぶり。

ケンタッキー(いんげん)もパンも冷凍だけど、なんかよかった朝食。

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