2020/07/13

6月の展示

久しぶりに週末は展覧会へ。
常本さんとyraさん。

表現は違うけれど何となく共通の空気みたいなのを感じる。
軽やかでパワフル。
でもそのパワフルさはさわやかな熱量という感じかな。
力、というイメージは遠い。


今回、常本さん自身がフィールドレコーディングされた音源があるとのことでとても興味が湧いた。
展覧会のイメージに沿った音源をお願いする、というのはよく聞くけれど
自ら集めた音。なんだかプライベート感があってちょっと楽しい。
帰りの車の中で
小さいころ、砂利を踏むのが好きだった、という話をした。


yraさんの展覧会
今回は金属ではなくイノセントなアクセサリーだった。
自分たちの外からのイメージに左右されず
表現することを大切にされている様はいつも刺激になる。
アクセサリーでありつつストーリーがあって
展覧会へ行くときはその世界に浸かりに行く、みたいな気持ちになる。
yraさんのアクセサリーはドレスアップするものというより
その人が宿しているものを引き出して美しく縁取ってくれるような
細やかな美しさがある。


ストーリーのある展覧会。
よい時間でした。

2020/07/08

仕事中ネガティブに捕まって、自分が楽に生きようとしているどうしようもない人間な気がしてしまう。

実家を中継して、自分の部屋のノート棚から一冊引っ張り出して読む。
一生懸命に作ってた頃の自分に助けを求めるように。

そこには下手ながら最後まで完成させた漫画があり
落書きがたくさんあり、思考の痕があった。
私は知っている。
だからこれを求めていた。

最近は、オンラインの仮想空間にさえ居場所がないと思うことが増えた。
何も作ってない自分には
表現する場所なんてないのだ。だから何もしない。何もできない。

どんどん遠くなっていく知り合いたちが眩しい。
悲しい。


ノートを開いた時、またつくりたい と思った。
どうして、諦めても、諦めても また、何かを作りたいと思うのだろう。
どうして、人が真剣に生きて、つくりだす姿に涙するのだろう。

分からない、作れるかも分からない。
でもこの気持ちが消えないならまだ作りたい。

形は何でもいい、湧き出すもの。
吐き出すように、形にしたい。

2020/07/02

あたらしいことをする

弟家族の新居へ遊びに行った。

新しい家は前の家よりコンパクトだったけれど
窓から覗く庭と信楽たぬき(憧れ)
そして玄関のおおきなモミの木…と思っていたけれどゴールドクレストだったかもしれない。
これからの3人の暮らしに合っているように見えた。
楽しみだね。

姪っ子に会う度メロメロおばちゃん度が増している。
小さな、小さな手。
私の指一本を手のひら全部でぎゅっと握ってくれる。
わんこが居た時もよくこんな気持ちになった。

...

うちには電子ピアノがある。
夫の持ち物で、もっぱら彼だけが弾いていた。

先週、サザンのライブを観てからどうしてもミス・ブランニュー・デイのイントロが弾いてみたくなり、
最近少しずつ教えてもらっている。

目標は真夏の果実を弾けるようになること。
平日の気分転換になってなかなか楽しい。

演奏することのなかった自分は
音とはどこかから生まれたこんな音、というイメージだったけど
いざ自分で弾いてみると、この音はレだったのか、とかファ♯だったのか、と
音に呼び名が付いていくのが不思議に感じる。
あたらしいことをすると、気づきがどこかに必ずあって
それがまたこれまでの何かと繋がって
頭が活性化する感じがして楽しい。

ますますおばちゃん化というか、おじいちゃん化する日々の暮らしよ。
でもそれがなんとなくしっくりきてるような気がする。

写真は もらったにんにくの家族。